利益率の出し方!【計算式・計算方法】は?粗利率・原価率の解説も


利益率という言葉。そして利益率の出し方(計算方法)をしっかりと認識されていますか?

私自身もなんとなく理解していたつもりの”利益率”ですが、最近「個人事業主」として活動をはじめ、必要書類に書く欄があり、改めて「あれ?利益率の出し方ってこれで良かったっけ?」と手が止まりました。

そんな情けない経験から、再度勉強しなおしました!

ここでは「利益率」について掘り下げてみたいと思います。

メニューはこちら。

  • 利益率とは!そもそも何?
  • 出し方は?どう計算する?
  • 利益率と粗利率の違いや原価率について

粗利率や原価率など、初心者だと頭を悩ませる疑問についても解説していきます。

 

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利益率とは!

そもそも利益率とはなんなのか?

意外と勘違いしやすいのですが、【利益率=売り上げ】ではありません

利益率とは簡単に言えば、

どれだけの利益が出ているのかを%であらわすこと

例えば…

100円のボールペンを30本売ったとしましょう。

 

この場合の売り上げは100(円)×30(本)=3000(円)です。

しかし、利益率は3000円でもないし、3000%でもありませんよね。

「その商品の原価や販売価格などによって、○○%の利益が出るのか?」というのを計算したのが利益率です。

この計算方法は後ほど詳しく説明しますが、要は売れた額ではなく、利益になった額が重要であるということを覚えておきましょう。

 

利益の種類

更にややこしい話をすると、この利益にはいくつか種類があります。

簡単に説明しておくので、必要のない方はサラリと通り過ぎてください。

 

その① 売上総利益

さきほど説明したような、単純かつ明確な利益です。

例えばさきほどの100円のボールペンの原価が80円だった場合、1本あたり20円の利益が出ますよね。

20(円)×30(本)=600(円)の売上総利益が出ているということになります。

 

その② 営業利益

営業活動により発生した利益・本業で得た利益のことを指します。

分かりやすく言うと、売上総利益が商品による単純な利益だとしたら、

この営業利益は、更にそこから人件費・光熱費・広告費などが引かれたあとの利益のことを指します。

例えばこの30本のボールペンを売る為に値札を作った。 この値札を書くのに10円の紙を買った。 この場合600(円)-10(円)=590(円)の営業利益であるといえます。

その③ 経理利益

いわゆる副業で稼いだものがこの経理利益にあたります。

例えば株であったり、借金を回収した場合などのことを指します。

 

その④ 税引前当期純利益

その名の通り、税金をおさめていない状態での利益のことです。

 

その⑤ 当期純利益

税などをしっかりと納め、最終的な完全なる利益のことです。

当期というのは1年間を指し、一般的には年度ごとに切り替える場合が多いです。

 

利益率の出し方(計算式)は?

さて話を元に戻して、利益率の計算方法について説明していきましょう。

まずは計算式から説明していきます。

【利益÷販売価格×100(%)=利益率(%)】

一旦ボールぺンから離れて説明していくので、今回は“利益率の出し方”として知っていきましょう。

 

例え①

今度の商品は可愛らしい”うさぎのぬいぐるみ”だとします。

 

これが1体作るのに1,000円かかります。これが原価です。

このぬいぐるみをお店に並べて売った場合、1,800円で売りましょうか。

1体売れるごとに800円の利益が出るしくみですね。

となると、上の計算式に当てはめると…

【800(円)÷1,800(円)×100=44.444…(%)】ということになります。

この場合の利益率は44.4%ですね。

 

例え①-1

では上のうさぎのぬいぐるみに、お洋服をつけた特別バージョンも作ることにしましょう。

うさぎのぬいぐるみの【1,000円+お洋服代400円で原価が1,400円】の特別バージョンのうさぎです。

これを3,000円で店頭に出すと、1体につき1,600円の利益が出ますね。

となると【1,600(円)÷3,000(円)×100=53.333…(%)】ということになります。

つまり利益率は53.3%ということになりますね。(四捨五入または少数点第1までを表記することがほとんどです。)

実際にはこんなに利益が大きいことは少ないですが、今回は分かりやすく計算式を組み立てただけなので、そこは参考にはしないようにしてくださいね。

実際にはもっと細かい数字の計算になります。

いくつか例を挙げてみますね。

 

例え②

原価150円のイヤリングを198円で販売します。

(利益は198-150=48円)

【48(円)÷150(円)×100=利益率32(%)】

 

例え③

原価50円の鉛筆を62円で販売します。

(利益は62-50=12円)

【12(円)÷50(円)×100=利益率24(%)】

 

例え④

原価2,600円のイスを2,880円で販売します。

(利益は2,880-2,600=280円)

【280(円)÷2,600(円)×100=10.769…(%)≒利益率10.8(%)】

 

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利益率と粗利率の違いと原価率について

利益率についてはOKですか?

最後に粗利率と原価率についても簡単にお話しておきますね。

粗利率とは?

粗利とは、売上総利益のことで【売上総利益÷売上高×100(%)=粗利率】で計算できます。

売上総利益については、さきほど説明しておきましたね。

つまるところ、本業で稼いだ純粋な利益というと分かりやすいでしょうか。

この粗利率が悪いということは、そもそも利益が上がりにくい状態になっているということです。

 

例え

原価80円のボールペンを100円で売った場合で計算してみましょう。

粗利(売上総利益)が20円で、売上は100円ですよね。

20(円)÷100(円)×100=粗利率20(%)ということになります。

 

★利益率と粗利率の違い

ここで少し混乱しやすいのが利益率と粗利率。

いままでの説明だけだと同じじゃない?と思ってしまうのですが、これが違います。

利益率というと、さきほど説明した5つの利益全てに該当するのですが、

粗利率は利益率の中の売上総利益の割合をあらわすものなんですね。

つまり、単純にその商品だけがどれだけの利益が上がっているのかということです。

分かりやすく説明してしまったので、全部粗利率を指すことにはなりますが、意味合いが違うことは覚えておかないといけません。

 

原価率

さて最後にもうひと踏ん張り、原価率についても説明します。

原価率とはすなわち、売り上げに対して原価の割合がどのくらいなのか?ということなのです。

計算式は、こうなります。

【原価÷売上高×100(%)=原価率】

原価というのはその商品を作る為にかかった費用のことで、原材料費や加工費などを含む、その商品を作り上げるためにかかった全ての費用と捉えておきましょう。

卸売業の場合は仕入れ値がこの原価にあたります。

ちなみに、およそ30%であることが適正だといわれているので、覚えておくと良いでしょう。

(職種や製品などによってこの限りではありません。あくまで一般的な目安として覚えておいて下さいね。)

 

どれも経営の基礎

いかがでしたか?

少々数字の苦手な人には難しいかもしれませんが、基本的には単純です。

利益率粗利率原価率も、それぞれがその商品の何%にあたるかを示すものなのですね。

その業界・製品などによって適正とされる割合がありますし、逆にその割合を見直すことによって同じことをしていても利益が大きく変わってくることも多いです。

どんなものを仕入れるのか・どう売るのか・どこにどれだけの費用をかけられるかなど、経営をするうえでとても大事なことなので、混同せずに、ぜひしっかりと理解しておきたいですね。

 

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