葛根湯の効果!頭痛・肩こり・咳・喉の痛みに対する効果の有無は?


風邪には葛根湯が良いよ!と、一度は聞いたことがあると思います。

ですが葛根湯って、体に優しい風邪薬というイメージがありますよね。

普通の風邪薬なら頭痛や咳・喉の痛み・肩こりにも総合的に効くものが多いですが、葛根湯はどうなのでしょう?

いくら体に優しいとは言え、葛根湯もお薬ですから、今の自分の症状に合うのかどうかはチェックしておきたいですよね。

というわけで、

ここでは、葛根湯の効果について、頭痛や肩こり・咳や喉の痛みに効果があるのかどうかを調べてまとめてみました。

 

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葛根湯の効果!頭痛には効く?

まずは葛根湯が頭痛に効くのかどうかです。

この答えは「どちらともいえない」というなんとも曖昧なものなのですが、その理由を説明していきますね。

まず葛根湯といえば、“風邪の引き始めに飲むと良く効く”というイメージがあると思います。

これは葛根湯の代表的な作用である温める作用が由来していて、瞬間的に身体を温めて血流改善や発汗作用を促してくれるからなんですね。

なので、そういった原因をもつ頭痛に対しては有効なんですが、そうでない頭痛には効果がない可能性が高いのです。

効果が期待できう頭痛の例をいくつか挙げておきますので、参考にされてください。

緊張性のもの

体が縮こまったり緊張状態になることから起こる頭痛は、温めることでリラックス状態になり痛みが緩和されることが多いです。

 

眼精疲労から来るもの

緊張性のものと類似していますが、目の疲れから来る頭痛にも葛根湯が効果的です。

血流が良くなるにつれて頭痛もおさまっていくことが多いです。

 

生理・排卵による頭痛

女性に多いのが、生理前や排卵期になると頭痛になるなどの、PMS(月経前症候群)をはじめとする症状です。

この場合に、体が冷えると頭痛や腹痛などの痛みがひどくなってしまうので、葛根湯で温めてあげると症状が緩和されるんですね。

 

体の冷え

体が一気に冷えたり、芯まで冷え切った場合に起きた頭痛は、身体を内側から温めてあげることで治まることが多いです。

葛根湯の作用は改善にぴったりですね。

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葛根湯の効果!肩こりには効く?

続いて、肩こりに効果があるかどうかを見ていきましょう。

この答えはなんと

「効果アリ!」です。


 

さきほども説明したように、葛根湯は体を温める効果があります。

肩こりからくる頭痛にも効果を発揮するので、覚えておきましょう。

肩こりと一言で言っても、とくに上半身の背中側(肩甲骨のあたり)の肩こりにはしっかりと効果を発揮してくれます。

身体を温めるだけではなく、痛みを和らげたり、筋肉のコリを和らげるような効果もあるんですよ♪

とは言え、肩こりを葛根湯で治す場合に、長期の服用はおすすめできません

基本的に葛根湯そのものが比較的身体の丈夫な人に向いた漢方薬なので、虚弱体質だったり胃腸が弱い人は副作用を引き起こす可能性があります。

肩こりで葛根湯を服用する場合には、長くても1ヶ月くらいにとどめ、それでも症状が改善されないようであれば医師に相談してくださいね。


 

ちなみに「症状の改善」の具体的な判断基準ですが、

例えば、以下のように考えていただければ良いかと思います。

 

 毎朝肩こりがひどかったのが、葛根湯を飲んで寝ると改善されるという場合

→葛根湯を飲むのをやめるとまた痛みが出る【改善されていない】

→葛根湯を飲まなくても肩が重い感じや凝る感じがない【改善された】

 

 肩こりの痛みがひどくなってきたので、葛根湯を服用した場合

→一時的に痛まなくなったが、しばらくするとまた痛み出した【改善されていない】

→痛みが引いて、そのまま痛まなくなった【改善された】

 

痛みが続くと葛根湯を飲み続けようとしてしまいがちですが、痛み止めのように葛根湯を使うのはNGです。

体質改善をするというよりは一時的に体温を上げるために用いられるような漢方だということを覚えておきましょう。

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葛根湯の効果!咳や喉・熱には?

さいごに、葛根湯が咳や喉・熱に対する効果はどうなのか、見ていきましょう。

 

《葛根湯VS咳の症状》


葛根湯は、残念ながら基本的に咳には効きません

咳に効果のある漢方は、麦門冬湯(ばくもんどうとう)・柴苓湯(さいれいとう)などが代表的ですね。

葛根湯に含まれる麻黄(マオウ)には喘息に効果があるとされていますが、葛根湯に含まれるのは少量であるために、咳への効果は期待できません。

葛根湯の服用で逆に体が温まり、咳が出やすくなるような場合もあるので注意です。

 

《葛根湯VS喉の症状》


 

こちらも残念ながら、喉の痛みには葛根湯は効きません

喉の症状が出ている場合には、漢方ならば桔梗湯(ききょうとう)甘草湯(かんぞうとう)などがおすすめです。

とくに口が渇くような感じもあるという場合には、保険適応外の漢方ではありますが、銀翹散(ぎんしょうさん)がおすすめですよ。

葛根湯の服用で血流が良くなり、喉の腫れが悪化するという場合もあるので注意しましょう。

ただし葛根湯で風邪の症状がおさまり、それに伴い咳がおさまり、喉の痛みも引いていくということは無いわけではありませんので勘違いのないように。

 

《葛根湯VS熱の症状》


 

「風邪の引き始めには葛根湯…」

つまり、熱が出始めた場合にも葛根湯は効果が期待できます。

しかし、続く発熱や高熱の場合には、葛根湯は全くの無意味です。

そういった場合には、こちらも漢方であれば五虎湯(ごことう)麻黄湯(まおうとう)などが合うかと思われます。

引き始めの出始めた熱に効くのは、葛根湯の温める作用が発汗に繋がるからであり、十分に体力があるようなコンディションでないと逆効果になることがありますよ。

 

葛根湯と市販の風邪薬は別物

いかがでしたか?

市販の風邪薬が万能なだけに、葛根湯も同じようなものだと思っていた方が多いのではないでしょうか。

葛根湯は、頭痛や肩こりには効果が期待できますが、咳や喉の痛み・発熱にはあまり期待できないという認識を持っておいた方が良さそうです。

また、漢方は体質・体調に合わせて飲むことが前提であり、飲むタイミングや飲み合わせもなかなか素人判断では難しい面があります。

葛根湯を服用する場合は、体力が十分にある風邪の引き始めだけにして、長く服用することは避けたほうが賢明でしょうね。

生薬配合…という、お薬の中では体に優しい葛根湯は人気ですが、時には市販の風邪薬を使用したり、きっちりと受診してお薬をいただく方が良い場合もあります。

→市販の風邪薬おすすめランキング

葛根湯も優しいとは言えお薬ですから、正しく使っていきましょう。

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