重陽の節句とは!食べ物(行事食)の解説&菊酒の作り方・飲み方


「重陽(ちょうよう)の節句」とは・・・

聞きなれない言葉ですよね。

ある程度の年齢になって初めて知った(聞いた)!という方が大半だと思います。

 

節句というからには、5月の端午の節句や3月の桃の節句のように、

何か特有の意味食べ物(行事食)があるのかな?という疑問が浮かびますよね。

今回は、そんな「重陽の節句」について、深~く掘り下げてみました★

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重陽の節句とは?どんな由来でどんな意味が?

まず、重陽の節句とは、

日本5節句のうちの1つで、邪気を払い長寿を願う行事です。

別名「菊の節句」とも言い、9月9日と定められています。

 

ちなみに他の4つの節句は以下のとおり。

 

  • 1月7日 人日(じんじつ)の節句=七草の節句
  • 3月3日 上巳(じょうし)の節句=桃の節句
  • 5月5日 端午の節句
  • 7月7日 七夕の節句

 

重陽というのは、“陽数の9(最も陽の力が強い)が重なること”に由来し、陰陽思想が元となっています。

現代では認知度も低く、実施されることも少なくなってきています。

日本では、古く平安時代から行事化されている文献が残っており、

春に飾った雛人形をもう一度飾る「秋の雛」という、まるで大人の雛祭りのような風習もあるそうです。

 

 

重陽の節句の行事食ってどんな食べ物?

別名「菊の節句」というだけあって、重陽の節句に菊の花は欠かせません

2c03

飾ったり、菊を眺めながら宴会を開いたりと、菊にちなんだものが多いのですが、

菊の花びらを浮かべたお酒を飲む風習もあります。

ただお酒は20歳以上しか飲めないですし、苦手な方も中にいらっしゃると思いますので、

もっと詳しく調べてみるとさまざまな行事食があることがわかりました。

 

ico07-004 食用菊

やはり”重陽の節句”といえば菊。

現代では食用菊も多く栽培されており、普段はお刺身の盛り合わせについてくるだけなことが多い食用菊、この日ばかりは主役です。

食用菊を使ったお吸い物やおひたし、菊をかたどった甘味などを食べることで、不老長寿や子孫繁栄を願う文化があります。

 

 

ico07-004 

秋の味覚の代表ともいえる栗ですが、重陽の節句においても大事な役割を果たします。

農村などでは「栗の節句」とも呼ばれ、多くの場合、栗ご飯として食べられます。

菊の花びらを混ぜたりしてもキレイで美味しそうですね♪

 

 

ico07-004 ナス

夏野菜のイメージがありますが、秋ナスがあるくらいなので、ナスも秋の食物として行事食とされます。

「九日(くんち)にナスを食べると中風にならない」といわれ、重陽の節句には欠かせない食材のひとつです。

※中風(発熱・発汗・咳・頭痛・肩のこり・悪寒)

焼きナス煮びたしてんぷらなどで食べられます。

黄色と紫で見た目にも鮮やかになり素敵ですね。

重陽の節句 ★菊酒の作り方と飲み方

先ほども紹介したように、重陽の節句といえば菊、

菊といえば菊酒…かどうかは分かりませんが、重陽の節句において菊酒は欠かせない祝い酒です。

菊の花を見ながら菊酒を飲む秋の晩…なんて風流なのでしょうか。

菊には薬効や邪気払いの力があるとされ、

菊に浸しておいた綿で体を清める風習もあるくらいです。

そんな菊酒の作り方・飲み方をご紹介します。

 

086754 《作り方》

菊酒の作り方には3つの手法があります。

 

A:米や水に菊の香りを移し、それらを用いて日本酒を製造する方法

B:菊の花を焼酎に漬け込む方法

C:日本酒に菊の花を散らす方法

 

AよりもB、BよりもCの方が短期間で手軽にできる方法です。

ただしAに関しては、まず日本酒を製造する技術がないとお話にならないので、一般家庭ではちょっと難しそうですね。

 

B:菊の花を焼酎に漬け込む方法

 

  • 食用菊を洗って、水気を切っておく。
  • 食用菊、焼酎、氷砂糖を梅酒の要領で密閉容器に入れる。(基本は2:9:1で菊と氷砂糖で層を作り、焼酎を注ぐ)
  • 冷蔵庫など冷暗所で1ヶ月程度漬け込んでおく。

※焼酎は35度以上のものを使用すること。(腐敗を防ぐためと菊のエキスをきちんと抽出するため)

 

C:日本酒に菊の花を散らす方法

 

  • グラスや杯に好きな日本酒を注ぐ。
  • 洗って水気を切っておいた菊を浮かべる。(花びら数枚ではほとんど香りがしないので、まるごと1輪浮かべてもOKです)

※菊の花を噛むと独特の苦味が広がるので、気になる場合は花びらよりも1輪まるごとのほうが間違って食べてしまう可能性がなくなりますね。

 

 

086754 《飲み方》

菊酒は、お花見のように菊を眺めながら飲む文化がありますが、

「見た目を楽しみながら飲む」というのが前提です。

花びらを浮かべたり器にこだわったり、月明かりに透かしたりと、美しさを楽しみながら頂きます。

 

菊の花と一緒に飾っておいてから飲んだり、食前酒として行事食をいただく前に飲むこともあるそうです。

見た目や香りを楽しみながらお酒本来の味を堪能しつつ、長寿・繁栄を願いながら飲む

というのが、菊酒の本来の飲み方なのです。

 

 

最後に

重陽の節句はとても日本の伝統らしくて素敵ですね。

ただ、だんだんと忘れ去られていきそうなのでが寂しくもあります。

重陽の節句には、

 

  • お互いの菊を見せ合い評価し合う「菊合わせ」
  • 菊を湯船に浮かべる「菊湯」
  • 乾燥させて枕に詰める「菊枕」

 

というものもあるそうですよ。

せっかくなので、”重陽の節句”に菊酒でも楽しんでみませんか(o^―^o)

 

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